治療について/SIADHの治療

その他の薬物治療

テトラサイクリン系の抗生物質であるデメクロサイクリンや、躁病・躁状態の治療に用いられる炭酸リチウムは、ADH(バソプレシン;AVP)の作用を阻害することが古くから報告されており1,2)、保険適応外で用いられてきました。

「SIADHの診断と治療の手引き(平成22年度改訂)」では、SIADHの治療法の1つとしてデメクロサイクリン600〜1200mg/日の経口投与が挙げられていましたが、効果は限定的であり、新しく改訂された「SIADHの診断と治療の手引き(平成30年度改訂)」では治療法としての記載がなくなりました。

  1. 1)De Troyer A. JAMA. 237(25) : 2723-2726, 1977
  2. 2)White M. G., Fetner C. D. N Engl J Med. 292(8) : 390-392, 1975