治療について/SIADHの治療

経口バソプレシンV2受容体拮抗薬によるSIADHの治療

異所性AVP産生腫瘍による低ナトリウム血症に対しては、15〜20mL/kg/日の水分制限などを行っても効果不十分な場合に限り、AVPのV2受容体拮抗薬であるモザバプタン塩酸塩錠(フィズリン®)30mgを入院下で1日1回投与します。投与を開始して3日間で有効性が認められた場合のみ、最大7日間まで継続投与します。モザバプタン塩酸塩錠の7日間の投与により血清ナトリウム濃度が約10mEq/L上昇したことが報告されています1)

  1. 1)Ectopic ADH Syndrome Therapeutic Research Group, et al. Jpn J Clin Oncol 41(1): 148-152, 2011

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